きもの姿で出かける時に不可欠なマナーをピックアップしてみました。
ポイント1 振袖気分に気持ちを切り替えよう
きちんとした立ち振る舞いは、確かにあなたを綺麗に見せてくれます。でもその形にとらわれすぎて、ギクシャクしてしまったら、せっかくの振袖が台無しです。まずは気持ちを切り替えてましょう。振袖を楽しもうとする思いが自然に美しい立ち振る舞いとなってあらわれるはずです。美しさの決め手は「ハート」なのです。
ポイント2 美しく立つ
右足に軽く重心を置き、左足を内股気味にそろえます。背筋を伸ばし、下腹部に力をいれ、肩の力を抜いた状態で最後に顎を引いて目線をまっすぐに向ければ、堂々とした振袖すがたが引き立ちます。
ポイント3 ゆりのように歩く
美しい立ち姿のまま、足をまっすぐに運んでください。歩幅は足のサイズの半分を目安に。裾がはだけないように、右手を軽く上前にそえるようにして歩けば、ゆりの花のように優雅な歩き方になります。
ポイント4 お辞儀はイチ、ニでゆっくりと
お辞儀をするときは「イチ」で相手の目をよく見てから、「ニ」で頭を上げる要領で。頭を下げるときは、首だけをチョコンと下げるのではなく、両手を前に揃えて、腰から15度くらいおるようにしてください。頭を上げるときはゆっくりと。
ポイント5 車に乗るときはお尻から
まずはじめに、袂を体の前で重ねます。そのまま車の天井に頭をぶつけないよう、前にかがむようにしてお尻を車内に入れ、お尻を軸にして両足を車に入れれば完了です。車内では、シートによりかからないように。降りるときは乗るときと逆の順序で、外に出たらおはしょりを整えましょう。
ポイント6 階段では、左手に袂をまとめる
階段を上り下りするときは、袂が気になる物です。袂は、左右を前で合わせてから、左手にかけます。開いた右手で、上前を軽く抑えながら階段に向かって体をななめにすると、比較的ラクに上り下りができるす。一段一段よく確かめて、踏み外さないように気をつけてください。袂が落ちてきた時は、一度止まって、きちんと直しましょう。
ポイント7 バッグは振ってはいけません
きものの時のバッグは、体に沿うようにして持つのが基本。洋服姿と同じつもりでバッグを振ったりするのは禁物です。また、きものを着たときは、右手を上前に添えることが多いので、バッグは空いている左手に持つと便利です。ほかに荷物がある場合も、できるだけ左手にまとめて持ちましょう。持ち手はギュッと握らず、軽く指先でつまむようにした方が綺麗です。
ポイント8 椅子の背もたれにはよりかからない
椅子に座るときは、椅子の右側に立って両方の袂を前で構え、ゆっくりと腰をかけるようにします。背もたれによりかかると、せっかくの帯結びがつぶれてしあむので要注意。背筋はピンと伸ばしましょう。極端に浅い座り方をしても、落ち着きのない印象を与えるので、帯が椅子の背に触れないように気遣いながらできるだけ深く座るのがコツです。
ポイント9 ピアスははずした方がいい?
振り袖は、それだけでは十分華やかなので、アクサせりーはつけないのが基本です。どうしてもつけたい場合は、指輪をしてみてはどうでしょう。ピアスは基本的にははずした方が無難だと言われていますが、ショートヘアの場合は、小さめのピアスがかえっておしゃれなこともあります。ヘアスタイルや全体の雰囲気をよく考えた上で、トライしてみてもおもしろそうです。
ポイント10 ショールは外でするものです。
着物を着るときは、ヘアをアップにすることが多く、首元が寒いことが多々あります。だからショールは必須アイテム。でも洋服の解きはあまり縁のないものだから、使い方には気をつけてください。屋内に一歩は言ったら外すのがマナー。あったかいからといっていつまでもくるまっていることのないように。
ポイント11 フレグランスはほのかに香る程度に
香りのオシャレも、洋服ときものでは少々ルールが異なります。きものの香りはあくまでも控えめにするのが鉄則です。すれ違ったときにほのかに香る程度でよいのです。そのためにはアキレス腱やひざの裏など下半身につけるのがコツです。また、着物を着た時はヘアをアップにすることが多く、紫外線によるシミも気になるので、うなじにつけるのは避けましょう。
ポイント 12 雨が降っても振り袖で
石槨の振り袖を着る当日だというのに、あいにくの雨。でもあきらめずに着物を着たい!そんなときは雨コートがお勧めです。上下2部式のものなら、きものをすっぽりと覆うことができます。自慢のきものをコートで隠してしまうなんて、という人はあらかじめ水加工をしておくとよいでしょう。水をはじいてあめや汚れから着物をガードしてくれます。
ポイント13 片手は、いつも袖口に
きものは袖口が広く開いているため、何気なく腕を伸ばすと二の腕まであらわになってしまいます。また、袖を何かに引っ掛けるという失敗も、きものを着慣れない人にはよくあることですから「片手はいつも袖口に」を心がけるだけでしぐさがグンと美しくなり、きものになれた感じになります。
ポイント14 めくってはさんでトイレタイム
着物を着たときの最大の難敵というべき、といれの問題。スペースでいかに大切なきものを汚さずに無事コトを済ませるか、考えただけでもユウツになりそうですが、ポイントを抑えておけば大丈夫。最初に袂を帯締めにはさみこんでから、裾を上から順に”めくっては帯締めに挟み込む!を繰り返します。帯締めにはさむ代わりに洗濯バサミをつかってもOKです。
ポイント15 汚したときは、とりあえず応急処置を
万が一きものを汚してしまったら、決して自己流でシミ抜きなどしてはいけません。かえって汚れを広げてしまったり、取り返しのつかないことになってしまいます。外出先ではとりあえずの応急処置をしておきましょう。汚れた部分のうらからハンカチを当て、うえからぬれたハンカチでトントンとたたきます。帰宅後はすぐに専門店へ。
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